nocturne

NOCT

お気楽お日記 ꜀( ꜆ᐢ. ̫.ᐢ)꜆

3月4月に読んだもの7作くらい

読んだ本。

感想なんかは手持ちの紙ノートに全部書いてあって、そこで満足しちゃったから割愛。

👉簡素な一言メモを追記してみました!


それで十分事足りると感じたから、こっちでは更新していなかったんだけど、まあ…… 習慣的なもので一応……


ダークゾーン 3/7読了 上巻のみ再読

久々に手に取った。
相変わらず内容がいまいちピンと来なかったのだけど、初めてラストまで読み切れたので、とりあえずよかった(?)

文字通り「履修した」「これからは履修済みリストに堂々とタイトルを載せられる」という感想で、自分にとってはそれ以上でもそれ以下でもなくぶっちゃけ感想に困るな…… と思いながら手帳に書いた自分の記録メモを読み返してみると、「塚田が良い人間かはともかく、恋人との性行為を将棋用語で表現する男は絶対に嫌だ……」みたいなことが書いてあってウケた。そりゃそうだ。

ちなみに安定のエモエモシチュエーションはあるのに、今回ムーディな野外性交は存在しなかった。そうですか。


奴隷小説 3/22(多分…)読了

短編集。
女子高生たちがテロリストに集団拉致される「泥」が一番よかったかな。
内容的に引用するなら「山羊の目は空を青く映すか」。


dele2 3/30読了

1巻と2巻は独立した物語だけど、この巻でとある問題にケリがつくので実質的に上下巻みたいな。
ちなみに実はわたしは1巻を読んでいない。

圭司は言うに及ばず、祐太郎も能天気ではあるものの頭の回転が速く、また度胸があって修羅場にも怖気付かない(そして普通に技術もある)……
要するに強くてかっこいい男性バディ物なので、そりゃあみんな好きだよなぁ、と。


dele3 4/ (忘れた)読了

「リターン・ジャーニー」
急に野崎まどのヒロインみたいな人間が出てきたな、おい………

「スタンド・アローン」
出てくる学校の名前が身近すぎて、気になりすぎて、内容が頭に入ってこない(知らんがな)

あと2巻の時から思っていたけれど、セリフで魅せるシーンが多すぎて、ドラマの原作というよりドラマのノベライズみたい。
この作品は小説という媒体なので、もっと地の文でかっこいい場面を魅せてほしいな。


雀蜂 4/4読了


「作家なんて、しょせん、みんな嘘つきですから」
(p.210)

内容を一言で表すと、主人公が雪山の山荘で蜂と戦っているだけの小説。わりと気が抜ける。
薄くて軽くてサクッと。
やり方としては、前に読んだダークゾーンに近いよね。

ちなみに本作はミステリでもあるんだけど、メタ読みすると見開き1ページ目くらいでネタが割れる(わたしはわかった)


天使の囀り 4/30読了

ガジェットとモチーフと作品全体に漂う胡散臭さ(いかがわしさ)が好み。
伝奇もSFもホラーも。

大好きな「我々は、みな孤独である」「クリムゾンの迷宮」、両方の要素を兼ね備えていてイイネ!となった。
やっぱりこの頃からエンタメが巧いにゃあ。

以下は余談だけど、これは四半世紀以上前に書かれた小説なので、令和の今なら差別的だとして反感を買うであろう表現や主張がちょこちょこ目につく。

わたし自身はそういうのはまったく気にしない質だったのに(だって娯楽作品だし)、日々様々な主義主張を目にしているうちに自ずとそういう方向にもセンサーが働くようになってしまったことが地味にショック。悲しい。


エンタテインメントの作り方 4/ (忘れた)読了

わかるわかる超わかる〜と終始赤べこみたいな動き*1をしていた。
あと実際に、ああ〜わかるぅ〜!と何度か叫んだ。

貴志さんの小説は基本的にこういう作りをしているんだろうなー、わたしはこの人のこういうところが好きなんだよなーと漠然と考えていたことがきちんと言語化されたので、非常に「わかる〜」だし、大層気持ちがよかった。
ズバリ解釈一致という感じ。相手は本人だが。
そして普通にタメになる小説制作指南書です。


その他、途中で挫折したものいくつか(タイトルは挙げない)
つまみ食い的に読んだもの、斜め読みしたものは結構たくさん。

ボリューム少なめのうっすい文庫本が多いけれど、個人的にはもう少し冊数控えめでも良いくらい。

なんせ遅読。
わたしは一般的な厚みの文庫本を一冊読むのに6時間くらいかかる人間なので。

5月以降は特に読む予定ないかも!

*1:今、調べてみて初めて知ったのだけど、赤べこって左右にも首を振れるんですね? 頷いているだけじゃないのか………