nocturne

NOCT

お気楽お日記 ꜀( ꜆ᐢ. ̫.ᐢ)꜆

休日の多い二月

読んだもの記録なら他の場所でもよいのかな〜と悩んでいる。

かつて登録していたブクログを久しぶりにいじってみたりもしたんだけど、何かちょっと、わたしの求めている感じとちがう…… ような……

ん〜

2月の読書📖

ノンフィクションとか実用書もちまちま読んでいる(「牛を飼う球団」が面白かった)

残虐記とクリムゾンの迷宮の二冊はものすごく面白かったけど、それ以外は小説への興味がほとんど持てない状態。
ノンフィクションやルポルタージュの方がずっと面白いなぁという感じ。
集中力も想像力も枯渇しているんだろね。

でも高野 和明作品は読みたいのな〜( . ̫.)

ホラーサスペンスとサバイバル系が大好きで、あと派手なアクションがあると断然嬉しくなるので、わたしは小説に「スリル」を第一に求めているんだな〜ということがよくわかった。

以下、今週の読んだもの。


再読。
やっぱり好き。疲れた時に手に取る。


そうそうそう、こういうのこういうの。


クリムゾン〜を読み終えた後、よーしダークゾーンも読み直そ〜と思って速攻で借りてきました。
当時はあんまりピンとこなかった記憶があるけど、令和になって読むとどうかなぁ。

ミステリークロックもペラペラと立ち読みして、うふふとなった。いずれまた。

残虐記 読んだよ

図書館を彷徨っている最中、ふと顔を上げたらそこは夏生棚だった。



おんもしろかったぁ〜……
学生ぶりに読書に集中したかも、というくらい。

内容如何というより、むしろ、わたしにまだそんな集中力が残っていたんだ!という事実に感動した。


ただし、冒頭6ページはいらない。*1

いやマジでいらない。


わたしは奇跡的に冒頭6ページを読み落とし、いきなり本文から読み始めたからよかったものの、あれ本当、蛇足としか思えない。

これから読む人も、冒頭6ページは一旦完全になかったことにしてほしい。

そんで、本編読了後に余韻に浸りながら「そういや冒頭蛇足云々って何だったんだろ……」程度のうっすい関心でペラっとめくってみる、くらいでよいと思う。


その方が絶対おもしろいよ。
いらん部分を読み飛ばすことにより、体感でリーダビリティが5倍になるから。※個人の感想です


*1:ハードカバーの方の話です。

寂しくて切ない一人の夜と塩キャラメル

お雑記。

もちょっと気軽に日記をつけたい。
アカウントだけ取得して、特に活用できていないnoteで何か書こうかな?


この世はしょせん空虚なんだから、悩み苦しみも錯覚に過ぎないんだよ。般若心経にそう書いてある。

「もっと気楽に生きたいね」って観音様もいってるんだろ。なら、そうするしかないかなと思って。



絶望キャラメル、よかったよね〜としみじみ思っている(以下、絶望キャラメルの地味なネタバレがある)

絶キャラは、さとり世代×仏教モチーフという、正しくさとりのためのさとり小説だった。

冒頭の流れるような長文はお経のイメージかな?
しかし、現代日本末法世なのか。納得せざるを得ない。

また、ラストシーンは間違いなく「甘露を飲む」オマージュ(パロディ?)ですし。
仏教において、「甘露を飲む」とはさとりへの到達を意味するわけだから、まさにさとり(世代)がさとり(の境地)に辿り着いたわけで。

いやあ、見事な着地だなぁ。拍手喝采ものですよ。

実は、読み終えた直後はこの構成の意図に気づいてなくて、え、これで終わり?とモヤッとしたものだけど。鈍くてごめん。

気づいてからは逆に、本文中に散りばめられた数々の駄洒落(👈これがまた最高のセンスなんだよなぁ……)は最大のヒントだったのか!とまで思った。たぶん違う。

この伝統的な甘露という言葉を、訳教僧たちは、「アムリタ」という、甘く密のような味の食物の訳語として用いたのである。
アムリタとは、仏典の注釈書によると、さまざまの苦悩を癒し、長寿をもたらし、死者さえも復活させる甘い霊液であり、常に天人たちはこれを食しているといわれ、いわば不老不死をもたらす霊薬のようなものである。
もちろん現世を苦に満ちた迷いの世界と捉える仏教の世界観にあっては、現世での不死などというものを願うはずがない。
仏教でいう不死とは、いつまでも死なないということではなく、死を(正確には生死を)超越するということであり、言葉をかえれば生死の輪廻から解脱すること、涅槃にいたるということであろう。

生活の中の仏教用語 - [160]



思いがけず、アムリタのタイトルのヒントも得られたのであった。良かったじゃん。
(上記引用は大谷大学さんのHPからお借りしました)
(リンク埋め込み済み)

というようなことをちょろっと書いて満足したので、本日はもう寝ます(() ˘ω˘ )スヤァ…




余談
今は戒書封殺記をちまちま読み進めているのだけど、これを中学生の時に読んでいたら確実に四海統馬にオチていたな、と思う。
統馬さん、いまいち好みのタイプとは違うんだけど、なぜか好き。

きろく 1月読んだもの5冊

なんだか鼻腔が詰まって意識が微妙に朦朧としているため、きちんとした感想書くのは諦めました。
取り急ぎ記録のみで…… ( ᷇ ࿀ ᷆ ;;  アワワ
あと、ちょいちょい再読。

それと、最後に挙げた一冊に関しては、実はまだ読み終わっていない本です。
しかし、この週末中には読み終えるつもりなので一応リストに入れときました!

(頑張って記事タイトルとの辻褄を合わせます〜)

いきなり再読ものから。

高校生ぶりに読み返しました。
下巻のこの表紙デザイン初めて見たんだけど、なんだこれ。

本作と「我々は、みな孤独である」の二作から得た知見は、人間、弓矢で射られると単に死ぬほど痛いだけでなかなか死にきれない、です。最悪だ。
銃で吹っ飛ばされるのと違って意識もハッキリしているだろうし、やだなぁ。

これまで、窒息死と焼死と嬲られ死にだけは絶対に避けたいよな〜〜と漫然と思っていたけれど、新たに、弓矢で射殺されるのも断固ごめん蒙る…… ということになりました。痛そう。

現代を生きる我々にとっては、どちらかと言うとレア・シチュエーションだとは思うが。



これも再読。
相変わらず、恐ろしくナチュラルな大分弁ですね。
当たり前っちゃ当たり前だけど。

読んでいて違和感ゼロ。
あまりの自然さに、父親のセリフは脳内で勝手に音声に変換されてしまう。
声に出して読みたい大分弁(小説)ナンバーワン。

あと野崎まどへのラブコール具合もさすが。
単なるリップ(……リップ?)サービスとは到底思えない熱烈さ。


どうでもいいんですけど、作中に登場する谷川俊太郎「二十億光年の孤独」でどうしても「我々は、みな〜」を思い出すので、おや、何か知らんうちに一人伏線回収に成功しているぞ、という満足感がありました。

ほんとにどうでもいいんですけど。


正解するマド読んだよ - NOCT
初読時。結構的はずれなこと言ってる気がする。




良いんだけど、統馬さんと述さんのキャラもとい口調が被りすぎじゃない? という。

この二人に同時に登場されたらセリフの内容如何で見分けるしかないんだけど……

と、苦言を呈してみたものの、やはり四海統馬が好きだ。その気持ちに変わりはありませんでした。

しかしお兄ちゃんがテロリストだと大変だねぇ。



絶望キャラメル

絶望キャラメル

  • ノーブランド品
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ちょうどさっき読み終えた。
さとり世代×仏教モチーフということで正しくさとりのためのさとり小説。
象徴的なラストがじわっとくる。良いねぇ。
あと個人的にタイトル一本釣りだった本です。

変なダジャレとパロディとなによりウンコが大好きな小学生のココロを忘れないオトナの女なので、読んでいて最高に楽しかった!!
スコアボードにたこ焼きが並ぶのもかわいすぎ。機会があれば自分もつかいたい。

単に腹がよじれるほど笑い転げた!というだけでなく、他にもいろいろと思うことやふつふつと湧き上がる様々な感情もあった(主に最後のほう)ので、余裕があれば何か改めて感想書きたい。

‪‪2/2追記:☝︎この感想、読み返したらめちゃくちゃ頭わるそうだったので、もう無かったことにしてください🙄‬

ちなみにハードカバーの方の表紙イラストは東村アキコで、オープニングコミックもある(のはなんで?)



手に取ったのは文庫じゃないんだけど、まあ。
というか文庫化してたんですね。
東浩紀桜坂洋の謎の共著。

パラパラッとめくった感じ、わりと何やってるのかわからない。いや書いてある言葉の意味はわかるんだけど……
すごい。自分が好きそうなやつだ。

この本、実は最後まで読めてないのではやいとこ読みますね!! という宣言。

1/30追記:結局読めんかった。( ◜. ̫.◝)

あと上記6冊とは別に、昨年末に読んだ「我々は、みな孤独である」に今月一杯引きずられてましたね ……
良かった。めちゃ良かった。

年末のは図書館で借りて読んだのだけど、調べたらもうハルキ文庫で文庫化されているようなので、近いうちに買っときます。

我々は、みな孤独である 読んだよ

感想じゃなくて記録!

ネタバレできねぇ……………… めっちゃくちゃ良かったです(絞り出して小並感)


わたしの好きな要素、小説に求める要素がぜ〜〜んぶ詰まっていて、これが刺さらなきゃ一体何が刺さるんだ? という感じ。
最上級のエンターテインメント。


2023年は例年比で全く本を読まない年だったのですが、最後の最後に「なんとなく〜 読むか〜」と手に取った本がこちらで正解でした。

今年のラスト読書*1が本書で本当〜〜〜〜〜〜に良かった! と心の底から思う。


わたしにとって10代最後の衝撃だった「新世界より」に勝るとも劣らない超絶傑作なので、同書が大好きな人間はもちろん、野崎まどとか好きな人にもぜひ読んでほしいよ。

※ここまで、ついったーに書いた感想。


やっぱり貴志祐介の物語を生み出すアイデア力と、それらを小説として的確に再現・演出する執筆技量、設定やらなんやらを破綻なくまとめあげる構成能力は半端じゃないと思います。実力派。


ちなみに自分はこの手の物語が本当の本当の本当の本当の本当に大好きなので、ご存知の方いらっしゃいましたらぜひ教えてくださいな。🙇🏻‍♀️

*1:今年最後の読書 👈正確には違うのですが。