nocturne

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お気楽お日記 ꜀( ꜆ᐢ. ̫.ᐢ)꜆

正解するマド読んだよ

窓でマドでまど、というまさかのトリプルミーニング(!)
一応スピンアウトノベライズですが、原案(原作)アニメは観てなくても大丈夫なやつです。
しかしMW文庫の野崎まど六部作は事前に読んでおいた方が良いと思う。
いやそっちの方がハードル高くないか?

原稿が一文字も書けず進退極まった挙句に冒頭「なめらか」とかやり始めたのにはさすがに噴いた。 紫さんw
いやこれもう野崎まど劇場じゃん、と思ったら本当にそうだった(?)り、56時間絵コンテを読まされ続けた人の喉の渇きを一瞬体感してみたり…… あと「最原最早とかと会わせてみたい」も笑ったなぁ。

基本的にはわかりやすく、時にはわかりにくく、パロディが展開されてます。
(p42〜44の白い粉を舐めた直後の描写とか何かそれっぽい)
ていうかこの本全体がまど作品のオマージュと言えるかも。
想像以上に野崎まどへの愛とリスペクト精神に溢れたスピンアウトノベライズでした。

終盤に出てくる無駄に手の込んだ仕掛けには思わず( ゚д゚)ポカーン と脱力してしまった(なんですかアレ)けれど、求めていたメタフィク成分はたっぷり摂取できたのでよかったです。
これは絶対に紙で読むべき!


以下余談。
全然関係ないけど、こちとら生まれも育ちも大分の生粋の大分県人なので、p80の大分駅様変わりの記述を読み、どうしようもなく懐かしい気持ちになった。
何か、ありますよね、温泉…………

ちなみに書店は紀伊國屋書店で、映画館はTOHOシネマズ、喫茶店スターバックスですねわかります。

お父さんの喋る大分弁も全く違和感なく、あ、普段耳にしている言葉だ、と素直に受け入れられた。
一般的に、小説などの創作物では博多弁や熊本弁と混ざり合ってしまっている謎の大分弁モドキが披露されることが多いなか、さすがに地元民は違うなと思いました、まる。