「露都は代々勇者業を営む『勇者処たなか』の当主。邪神である大沼を倒して『勇者処たなか』の名を上げようと、最近、転校してきた女の子なんだよな」
誰だ？ おもいっきり説明口調で露都のプロフィールについて確認しているのは？
声がした方向には無造作な長髪に無精ヒゲが目立つ男子。
あいつはたしか説明口調部の部長、本部。
三度の飯より説明口調が好きな男だ。（p63-64）
◇
読みましたよ〜！ 大沼２巻。
これぞまさにネタを挟まないと死んじゃう病。
内容あんななのに、伏線（？）の回収手際が無駄に鮮やかで腹立たしい（笑）
後でちゃんと邪神マナーとかボールペン習字とか出てくる（適当にやっつけ感がすごいが）し、ペドロたちは無事マモノンとの邂逅を果たす
◇
ざっくり大沼２巻
・全身甲冑男 feat.神聖光十字騎士団
・説明口調部部長・本部
・パロディ お約束に忠実な田中姉弟
・パクリではないさしすせそ
・今巻はジブリ推しのラクダ
・謎のモズクとメカブ推し
・（／ ^ 0 ^）／ ΞΞ ξ ξ
・熱血体育教師松岡 修造
・賄賂があればなんでもできる！
・日本退学新記録
・お節介委員長・夏葉
・邪神は治る
・邪神抑制ギプス
・天狗料理（餅）
・黒魔術使い・一条凛 ←New女の子!
・ヤブ医者・立花先生 ←New女の人!
・かえでかわいい
・加奈ちゃんかわいい
・邪神ファイト
・やっぱかえでかわいい
ほか。
あかん…… ネタが多すぎて追いつかん……
とりあえず印象に残ったところだけざっと。
ストーリーに全然絡まないけど、説明口調部の部長で撃沈した。すき。
あとさりげなく今巻も見え隠れする中日愛。
その他にも色々見どころというか、笑いどころがあって困る………… いや困らない。
個人的に地味に好きだったやつ→露都の嫌がらせ
落書きはなかったが、蛍光ペンで接続詞という接続詞にアンダーラインが引かれていた。
（p273-274）
いやセンスww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
嫌すぎるわ
◇
とはいえ、なんだかんだ言ってこの巻は大沼くんの邪神としての覚悟（の２割くらいは）完了のお話でもあるんだよな。
加えて、夏葉（と涼子先生）とナナ、どっちを取るか？ みたいなシチュエーションもあるっちゃあるし。
主人公的宿命に彼はどう立ち向かうか？ という。
後者は明らかに恣意的な解釈の産物だけども。
パロディネタや各種すっとぼけコメディを絶え間なくやりつつも、ちゃんと描くべきところは描いているというか、１冊ごとにきちんと太いストーリーラインが設定されているんだなということがわかってより満足。
やればできる子！
ちなみに、今のところメタ系のネタはなかったような気がする（気のせいかもだが）のだけど、今後メタネタはあるのだろうか？
