「異世界だからと言って、なんでも魔法で片付けるのは知性の敗北だ。少し考えよう」
これぞ異文化コミュニケーション。
キレが良くてちょっととぼけた感じの文章にテンポの良い掛け合いがたのしい一冊。
テーマはずばり〈人生〉とのことだけど、ここから擬似家族物にしていっても面白いかもしれない。
そうじゃないかもしれない。
言い回しとか気になるところが全くないわけではないけど、ま、いっか。
本質はそこではない。
しかしまぁ本の帯に描かれたエルフがかわいくてかわいくて帯を捨てられない。
こんな悩みを抱くのは初めてだよ……
ところで異世界召喚系ファンタジーのみなさーん!
異世界エルフが即座に日本語を解することについて、「天文学的な偶然、あるいは致命的なご都合主義」とか言われてますよ? 大丈夫????
あらゆる異世界(からの)召喚モノは本記事冒頭の彼の言葉を胸に刻んでおけ。